- ごふく
- I
ごふく【五服】(1)中国古代, 王城の周囲を王城から五百里(周代の一里は約405メートル)ごとに区切って定めた五つの方形の地域。 内より甸服(デンプク)・侯服・綏服(スイフク)・要服・荒服。(2)中国で, 喪に服す期間によって分けた五等の喪服。 斬衰(ザンサイ)(三年)・斉衰(シサイ)(一年)・大功(九か月)・小功(五か月)・緦麻(シマ)(三か月)。IIごふく【五福】〔書経(洪範)〕人生の五つの幸福。 長寿・富裕・健康と徳を好むこと, 天命を全うすることの五つ。IIIごふく【呉服】(1)和服用の織物の総称。 特に, 絹織物をさすこともある。
「~店」
(2)中国, 呉の国から日本に伝わった織り方によって作った織物。 綾など。 くれはとり。IV「ひとびとも~給はる/宇津保(菊の宴)」
ごふく【御福】神仏から授かる福。 普通, お供物のお下がりをいう。「多聞天の~を主殿に参らせたりや/狂言記・福渡」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.